学校や学習塾など教育関連産業は、ITの導入に積極的です。当塾にも、さまざまな企業からITの導入に関する提案、案内が来ます。
ただ、私はITに関し全面的な導入は懐疑的です。理由は、学習塾は感情を揺さぶる産業、エモーショナルマーケティングの産業だからです。
人の心を揺さぶることが学習塾の本質です。そこに、プロか、プロでないかの差があるのです。
問題を解く、教える、特に入試問題を解く技術に長けている人はゴマンといます。しかし、人の心を動かし、人を引っ張れる教師はなかなかいません。
学生講師や映像授業では、その学習指導の本質的な面が弱いのです。(学生講師でもその点しっかりしている方もいます。しかし、全般的にその割合は少ないのです。才能が大きく関わってきます。)
ITや映像授業に頼ってばかりの塾はすぐに潰れます。当然、時代の流れで、そのようなツールを使うことは必要です。しかし、アナログな部分も大切にしていかなくてはなりません。
ヤマゼミでは、毎回、授業のあとに受講カードという、用紙に授業の感想を書いてもらっています。その用紙を毎回私が確認し、コメントを書いています。子どもたちの中には、そのコメントを見るのが楽しみな子もいます。
一人ひとりの子を気にかける。これは、集団だろうが、個別だろうが同じです。学校のような大集団でも同じです。大切なのは、子どもたちに、自分は先生に気にかけられていると思ってもらうことです。
教育関連の仕事の本質は 感情をどう動かすか。そのために技術があります。