新聞で、ある予備校の東大合格者数が紹介されていました。
毎年お伝えしていることですが、東大を目指すためには、地域のトップ高校に進学していることが大きな条件になります。医学部も同じです。旧帝大であれば二番手・三番手の高校からも合格者は出ますが、東大・京大・医学部となると、どうしても難しくなってしまいます。ですから、どの高校へ進学するかは、とても大切な選択になります。
本来なら、中学生のうちに目標を決め、その目標に向かって学習を進めるのが理想です。ただ、今の状況を考えると、中学生からでは間に合わないこともあります。小学生のうちから将来を意識して学習を進めておく必要があるケースも増えてきました。
どのタイミングで将来を見据えて勉強を始めるかによって、進学の可能性には大きな差が生まれます。目標を持っている子どもは、学習に向かう姿勢が自然と変わってきます。しかし、どうすれば目標を持てるようになるのかは、これまでの経験や家庭環境、そして運といった要素が影響しており、簡単に答えが出るものではありません。
そして最後に、保護者の皆さまへお伝えしたいことがあります。 子どもたちがどの高校へ進学するかは、たしかに将来を左右する大切な選択です。でも、それ以上に大切なのは、子ども自身が「自分の力で生きていけるようになること」だと感じています。
子どもたちは、日々の小さな経験を積み重ねながら、少しずつ心も考え方も育っていきます。うまくいかない日も、思い通りに進まない日もありますが、そうした時間もすべてが成長の糧になります。進学は、その長い道のりの途中にあるひとつの節目にすぎません。
私たち大人は、子どもたちが自分の足で未来を歩いていけるように、そっと背中を支えながら見守っていく存在でありたいと思っています。どんな道を選んでも、自分で考え、自分で選び、自分で進んでいける力。それこそが、子どもたちにとって何よりの宝物になるはずです。
