学習塾の存在意義は
成績の向上、志望校合格
これが大事です。
私は、その延長線上に、子供の居場所づくり、自分の存在を認めてもらう場所づくり があると考えています。
ある塾では、成績順に席が決められます。競争が好きな子供には良いでしょう。社会の縮図です。
ヤマゼミではしません。
理由は、順位付けは、子供の自己肯定感を低下させるからです。
随分昔ですが、夏期講習会で、成績順に席を決めました。
しかし、講習会を終わるとやめました。
小さな塾で、こんなことをやると、人間関係がぎくしゃくし、塾全体の雰囲気が悪くなってしまうのではと思ったからです。
成績向上、志望校合格のためなら、何でもやってよい。社会に出ると、厳しい競争社会なのだから、相手を押しのけてでも、上に上がるのは当然ではないか!
私は、甘いのかもしれません。
若いころに頑張ったことがなければ、大人になっても頑張ることはできない。
しかし、頑張るとは自分との闘いであり、他人を追い落とすことではないはずです。
周囲への思いやり、感謝の気持ち、倫理観
その上に、公正・公平な競争があるはずです。