今年度の授業展開については、非常に頭を悩ませました。最大の懸念は「英語」です。
学校説明会や教材の展示会など、さまざまな場面で「英語の学力差が激しい」という話を耳にします。私自身も、昔に比べて英語に苦手意識を持つ生徒が増えたと実感していました。英語学習において「最初が肝心」です。特に、英文法の学習がおろそかになり、基本的なルールを理解していない生徒が少なくありません。母国語でない言語を学ぶ私たち日本人にとって、英文法の学習は不可欠です。また、英語の授業内容の高度化に対応するには、日頃から英語に触れる機会を増やす必要があります。週に1、2回の授業だけで英語力を養うのは不可能です。
そこでヤマゼミでは、NHKラジオの「基礎英語」を毎日受講することを必須としました。その習慣化を促すために、ZOOMを用いたオンライン自学の時間を設けています。これくらいの負荷をかけなければ、本当の英語力は身につきません。
しかし、ここで一つの問題が生じます。新規に入塾した生徒がその努力を継続できるか、また、既存の生徒の進度についてこられるかという点です。英検資格を持たない、途中から加わった生徒にとっては、高いハードルになりかねません。
それでも今年度、私は生徒募集の拡大ではなく「学力向上」を選択しました。今いる生徒たちの学力を底上げすることを最優先にしたのです。ほとんどの生徒が小学生からの継続生であり、私の考えや方針を理解し、ついてきてくれています。保護者の皆様のご理解があってこそ、こうした指導が実践できたのだと感謝しています。
来年度、中学1年生になる小学6年生たちも、この方針で指導するつもりです。彼らも長く当塾で私の指導を受けてきた生徒ばかりです。すでに本人たちには、「来年はラジオ講座を毎日聴くこと」「オンライン自学にも毎日参加すること」を伝え、心構えを説いています。
