小学校3年生から英語教育が始まっています。ただ、現実は上手くいっているとはいえません。
以前と比べて英語嫌いの子が格段に増えたという気がするのです。
ある時、私は、オンライン英語の授業中に、フィリピンの先生に、なぜ「フィリピンの方は母国語でもないのに、英語を話せるのですか?」と質問したのです。
先生は「小学校から、すべての授業が英語で行われている。」つまり、日常から英語を話す環境ができているのです。また、ある英語教師の先生と話したとき、日本人の英語力について「日本人は文法や単語をしっかり理解しているから、いざ話さなくてはならないとなったとき、完璧ではなくとも、学校でしっかり勉強していたら話せるようになる。完璧である必要はない。」とおっしゃいました。
日本では、すべての教科を英語で話すことは、非現実的です。教科書を見ても、一気に難しい単語が出てきて、そして難しい内容、理解するのに一苦労します。私は常に言っているのですが、教科書はスパイラル方式ではないのです。
理想論はいいのです。現実を見て、義務教育は基礎学力=社会を生きる土台をつくることです。ヤマゼミでは、一部の生徒は毎日、NHKのラジオ講座基礎英語の聞くように指導しています。それくらいしないと、英語の力はつかないのです。
