新聞記事から
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e05090faa527fb114dcaa5063741baab507cc4a
記事には、「短文を速く正確に読む『読みの流ちょう性』の正答率が低下し、平均得点を押し下げた」とあります。これはまさしく、入試で問われる力そのものです。
現場の人間は、よく分かっています。漢字の読み書き、計算力、基本的な知識——そうした基礎学力の定着が、なおざりにされていること。応用や発展、思考力を語る前に、社会に出るうえで必要な知識や技能を持たないまま育つ子が増えていること。つまり、低学力層の増加です。
探究だ何だという前に、まずは基礎学力をしっかり身に付けさせる。その上で、それを活用させる。順番はこれ以外にありません。
特色化入試や推薦入試について、ある方がこうおっしゃっていました。
今の入試制度は、子どもたちを育てるものではなく、子どもたちへの迎合になっていやしないか。
もしそうだとすれば、それは日本の危機だと言うほかありません。
大学入学共通テスト(かつてのセンター試験)では、受験生は膨大な量の文章を読まなければなりません。速く正確に読む力が要る——そのことは、誰もが分かっているはずです。それなのに、現場はそこについていけていない。いや、さまざまな事情から、ついていけないのです。
この記事を読んで深刻さを感じたのは、私だけではないと思います。基礎の徹底は、遠回りに見えて、実は一番の近道です。私はそう考えて、日々子どもたちと向き合っています。

