Mくんの思い出

出来事

数年前に、中2のMくんが入塾してきました。入塾時は、なかなか厳しい成績でした。もの静かな口数の少ない子でした。しかし、態度は問題なし。しっかりやろうという意思がありました。彼は日頃寡黙なのですが、彼はいざというときは、私にしっかりと自分の意思を伝えるのです。ある時は、中学の文化祭があるので来てほしい。またある時は英語のワークを一緒に解いてほしい、などなど。私はそんな望みを必ず叶えてあげます。子供が望んでいるのなら、前向きなことなら全ての望みを叶えてあげます。文化祭も行って、彼の熱唱を見に行きました。彼のワークが終わるまで、深夜までずっと付き合いました。英語は80点以上をコンスタントに取れるようになり、評定も4になりました。学校の先生も彼の努力・人柄を評価し、推薦入試を勧めてくれたそうです。彼は推薦合格で、志望校に受かりました。彼はその月の授業が終わるまで塾で勉強を続けました。最後までしっかり授業を受けたかったそうです。そして、2年後。彼は修学旅行の御土産を持ってきてくれました。ヤマゼミでのことを、今でも感謝してくれているのです。塾講師冥利につきます。