定期考査のあり方

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中3の定期考査の範囲を確認して思うのですが、定期考査はある期間の学んだことを定着を確認するためのテストのはずです。しかしながら、中1・2の復習、実力問題を出しますなど、曖昧な書き方で範囲を示し、幅広い範囲を出す先生がいます。実力テストならわかります。けれど、曖昧な書き方では子どもたちはどう勉強しろというのでしょう? 

随分昔ですが、ある先生がこんなことを言ったそうです。「平均点が高かったから、今度は難しくする。」この発言を聞き、おかしいなと思いました。教師はこう言わなくてはならないと思います。「前回のテストはみんなよく頑張った。みんなよく勉強しているから、平均点も高かった。基礎がしっかりできているね。先生の話しを聞き、復習をしっかりやれば次のテストも取れるからがんばってね。」これが本来の教育ではないのか。

定期考査ははっきり範囲を示し、授業で教えたことから外れない。中1・2の範囲は実力テストの範囲とし、その時点でどのように中1・2の勉強をすればよいか、そこをはっきりを示す。公教育はむやみやたらに競争をあおる必要はないのです。子どもたちに自信をもたせるのが役割のはずです。

もし、評定がつけられないとしたら、範囲内で問題を難しくすればよいのです。ただ、その範囲もしっかり示す必要があります。定期考査はあくまで基礎を土台とした学力の測定でなくてはなりません。