故郷で市役所の職員をやっている友人から新聞記事が送られてきました。
中学高校の同級生が、電動カートで立ち往生した高齢者の男性を助けたとのこと。彼女は4年前に乳がんで左腕が不自由だったのですが、それでも自分ができることはないかと思い、車で病院まで送り届けたとのことでした。
実は、数日前顔見知りであったある方が亡くなりました。訃報に接する機会も増えてきました。新聞記事の彼女も小学校の先生をやっていたのですが、病気を期に退職したようです。
当たり前ですが、すべてが幸せなんてありえません。人それぞれ喜び、悲しみがあり生きてゆくのですが、あれだけ元気だった彼女がガンで左腕を不自由になっているのを知ると、ハーっとため息が出ます。彼女は家族の支えがあってこそ、これまでやってこれたとのこと。
周りの人間の支えがあってこそ、自分が生かされている。正直、私はそのことを実感するまで時間がかかりました。それがわかるには、自分が厳しい状況に置かれる経験が必要でしょう。
合否はも大切です。塾は成績向上と志望校合格が存在理由です。それに、周囲の人々への感謝の気持ちこそがなければいけないのです。それが、苦境に陥ったとき、力になるはずです。
