今日は小テストをどのような意図で作成し、どのように授業で活かしているかです。数学の例を挙げます。
私は小テストはすべて自作です。子供の力や私の授業で理解してほしいこと、あとは今までの復習といったこともふまえ、作成します。問題の構成は、主に5問中4問は全学年の復習、そして残り1問は前回授業の復習で構成します。あくまで、これは基本パターンで、教える内容によって、全体の問題数や問題の構成の割合は異なります。なぜ、このような構成にしたかというと、全学年の内容をしっかり定着しなければ、現学年の内容はほぼ理解ができないからです。とくに計算は大きく影響します。したがって、基本を中心に全学年の復習を徹底して行うのです。そして、残りで前の授業の復習をおこなうという構成です。
5分間でテストを行い、簡単な解説をします。そして、採点させ、問題の出来を確認します。そのとき見ているのは、最後の前回復習の問題の出来。それができていなければ、その後の宿題の解説で、ちょっと丁寧に解説をします。大切なポイントは、多少理解できていなくとも授業は先に進める点です。気を付けなくてはならないのは限られた時間で、完璧に理解させようとすると、授業が進まないのです。そこで、70%ぐらい理解を目指し、授業をおこない、残りは宿題にします。その残り30%を受埋めるのが、小テストの役割です。
一回で理解させようとはせず、数回のテストで理解ができるようにする、授業のスピードを落とさずに、何度も繰り返すことでできるようにするのが、私のやり方です。