教員採用試験倍率の低下の報道。「先生の働き方がブラックだから」とか、「部活動の指導がたいへんだから」といろんな理由が挙げられています。しかし、本質は何かといえば
「先生の社会的地位が低下しているから」つまり、先生は尊敬されなくなっているから
と私は思うのです。
世の中で「先生」と呼ばれている職業の社会的な地位が下がり、過去には先生は社会で尊敬される存在でした。しかし、今は、モンスターペアレントと言われる保護者への対応、そして、先生を尊敬しない子供たち、そんな状況下で、いくら働きかたを変えようが、部活動を指導をなくそうが、先生という職業へ進もうという若者は減るでしょう。
つまり、先生という職業が、社会的なステイタスのあるものにしなくてはならないのです。先生になったというだけで、地域の人々から尊敬されるような存在にしなくてはならないのです。
その上での、給与や待遇改善でしょう。
