安倍晋三実録 岩田明子著 〈読書録〉

代表の独り言

安倍番で有名だった岩田明子氏の著書。

子どもたちに異常に人気のある安倍氏。

たまたま、岩田氏が安倍氏に関する本を書いていたことを知り、ぜひとも読んでみたいと思い、購入した。

「安倍晋三回顧録」は既に読んでいたが、岩田氏のこの著書は、情を大切にし、かつ、第一次政権退陣後の失意のどん底にいた安倍氏の様子を間近で見た人間しか書けない内容だ。

驚いたのは、第三次安倍政権を実現するために動いていたこと。

安倍氏が生きていれば、苦境に陥る自民党の状況も大きく変わっていたということは、想像に難くない。

安倍氏ならば、関税はどうなっていただろう、ウクライナ戦争におけるロシアとの関係はどうなっていただろう、物価高にあえぐ日本の経済に対してどのような対応をしていただろう、思い描くことが多い。

回顧録と合わせて読むと、安倍氏の人物、思想、政治信条など多面的に見ることができ、面白い。