高校の無償化が実施されます。高校の無償化によって、危惧されるのは、学力の二分化です。将来の目標をもっている子にとっては、大学合格実績や、教育環境の整った高校へ向けて勉強をするでしょう、しかし、勉強が苦手で、やる気のない子はとりあえず、高校へいこうかという形になるはずです。中堅以下の高校は生徒募集が厳しくなるでしょうし、集まったとしても教育環境の荒廃が起こるかもしれません。
その中で、塾は何ができるのか？塾の果たす役割は何なのか。沈思黙考しています。その思考過程の中で、こんなことを考えました。
公立トップ校への進学は、オール５に近くなくてはいけません。先生に従順で、かつ、すべての面において優秀でなくてはならないのです。昔は違いました。凸凹でも、実際の入試で高得点をとれば合格できたのです。
つまり、その凸凹型の子が私立に進学すればよいのです。内申点というバカバカしい評定に惑わされず、自分の個を活かす道を選べば良いのです。
また、勉強のできない子は私立に進学するかもしれません。しかし、何か１科目でも他人に負けない、得意科目をつくることで、自分に自信をもたせることができるかもしれません。英検に挑戦させるのも手でしょう。個別指導でやる必要がありますし、保護者もその指導に納得しなくてはなりません。
高校授業料無償化によって、教育界は大きく変わります。塾業界も変わらねばなりません。
