教育無償化への議論が国会でなされている。
一方で、教育無償化でかえって、塾への支出が増えたとの調査結果が出ている。教育無償化で教育格差は埋まらないと。
高校へ進学する子どもたちから、「先生、高校ではどの塾へ行けばいいですか?」
私は「高校の先生はプロだから、まずは高校の先生のいうことを聞きなさい。」と答える。しかし、現実には高校の時点で、ある程度の進路は決まる。なぜなら、偏差値上位の高校から進学できる大学と、偏差値が中位で進学できる大学は大きく異なる。特に、医学部や旧帝大、早慶をはじめとする大学の合格率にははっきりと出る。
しかし、それでも、社会が活性化するには、下剋上をするような人間が出てきてほしい。全く、教育環境も整っていない田舎から、立身出世するような人間が現れてほしい。
優秀な人材が富裕層に固定化するような社会は発展しないからだ。
社会に抗い、世の中の常識に挑戦し、岩盤化した社会を打ち砕くような人間が生まれてほしい。(そんな子を育てたいと思っている。)
そのための、教育無償化ならば良しなのだが。