合格するためには、学力が必要です。しかし、私は、最後は、人間力が大切ではないか と思うのです。
今年、夏の講習会から入塾したA君。
計算はできない、早とちりはする、正直、まったく何もできない状態からのスタートでした。
あんまりできないので、彼に「できないんだったら、質問しろ。自分がわかるまで質問せんと、成績なんて上がるわけないんやないか!」とお説教をしたのです。
そのあとです。彼は、私が鬱陶しくなるくらいに質問をするようになりました。正直、場を読めと思うくらいです。
しかし、私も言った手前、対応するしかありません。しっかり、毎度毎度、彼の質問に丁寧に答えました。
2学期からは、彼に指示した、英単語の暗記テスト、計算テストも毎日やりました。
とにかく、私の言う通りにやりました。とにかく愚直にやりました。
そして、内申点が特色化入試を受験できるレベルに達したのです。
そして、今回、入塾前には絶対合格ができないと思われた公立高校に合格しました。
私は、
勉強は苦手だけど、頑張る子 をなんととしたいのです。
そんな子どもに出会うと、俄然やる気が出るのです。なんとかしてやろう。
とにかく、俺のいうことを聞け。そして、彼らは本当に言うことを聞いてくれるのです。
そして、彼らは成績が上がり、
周囲の人への感謝の気持ちが醸成され、自己肯定感が増し、
頑張った経験は、将来の仕事で壁にぶち当たっても、乗り越える力になるのです。
私は、受験勉強を通して、子どもたちの人生の壁を乗り越える手助けをしていると思っています。
そして、それが、子どもの将来にきっと役立つと信じています。
ヤマゼミを今年退職された先生がこうおっしゃっていました。
「若い頃に頑張った経験ない子は、大人になっても頑張ることはできない。」
その通りです。
この塾では、その「若いころの頑張った経験」を子どもたちに提供しています。