皆さんはご存じでしょうか? 今福岡県では大きく入試が変化していることを。各トップ高校以外は推薦入試、特色化入試で定員を確保し、一般入試の枠が非常に減っているのです。つま り、評価が曖昧な内申で合格が決まっているのです。ただ、トップ高校は違います。推薦入試は定員の1割以下、一般入試でほぼ合格者を決めています。他県では授業料の実質無償化、通学バスや面倒見の良さ、そして少子化で多くの公立が定員割れを起こしています。私の母校は進学高でしたが、近年ずっと定員割れでした。少子化の影響かと思っていましたが、それだけでなく近郊の私立高校が通学バスを出し、特待生を多く募集し、また面倒見の良さで生徒を集めているというのが理由でした。また、一部の生徒は、県庁所在地の進学校への進学を希望し、優秀な生徒は流れているとのこと。他県で起こっている、その状況を県教委が知らないはずはありません。危機感の現れでしょう。確実に生徒確保するという目的のため、推薦を利用しています。当塾は推薦入試で合格した一部生徒は、すぐには卒塾させず、数学と物理の個別指導を行っておりました。合格が決まってから、2ヶ月以上勉強しないでいるとどんなことが起こるか。コロナ禍の初期を振り返れば想像にかたくないでしょう。これから、塾としては推薦でいくのか、実力でいくのか、入試に対するアプローチを個々に変えざるえなくなります。公立中学も熱心な先生もいらっしゃいます。けれど、対応が???ということが多々ありました。真摯に子供の進路に向き合っていないのです。合格も大切ですが、保護者と子供の進路に向き合って、子供の将来をしっかり考えてあげる、このような塾こそが必要だと思うのです。