中2の授業で、このような話をしました。
ある宗教では、輪廻転生ということが言われている。生き物は、のちの世に生まれ変わるという教えだが、私なりにこう解釈を考えている。
人間も含めて、この世の生き物は死を迎えるが、その死んだあとの死骸は、また、別な生き物の細胞になり、肥料になり、また別な生物の生きる糧になる。
理科で質量保存の法則を習うが、宇宙にあるものの全体の質量は変化がない。つまり、生み出すのではなく、形が変化するのである。
だから、私達は死を必要以上に恐れてはいけない。私達も何らかの細胞が奇跡の出会いをし、新たな形で生まれたものだから。
また、私達は人間としては形はなくなるが、また、長い時を経て、自然の一部となるのだから。
たまたま与えられた人間としての生を、楽しく、一生懸命に生きることが素晴らしいのではないか。