ある本を読んで、ある哲学用語が出てきました。「弁証法」です。
私は高校時代に、「倫理」という科目を選択していました。高校の日本史や地理に興味が沸かず、共通一次はどうしようかと考え、第三の選択で、「政治経済、倫理」というマニアックな科目を選択したのです。ちなみに理科は「地学」で受験したので、この理社の選択をした受験生は、全国でもわずかだったはずです。
科目「倫理」の中で、私の人生に影響を受けた考え方があります。それが、ドイツの哲学者ヘーゲルによって完成された「弁証法」です。
「矛盾する2つの物事を、統合し、そしてより高い次元の考えを導き出す。」よく、「正・反・合」という言葉で表します。
私の考え、子供たちの考え、保護者の考え、それぞれの違いをどう統合し、より高い水準へ上げていくか。日頃から意識してやっていることです。
我が非常に強い私ですが、しかし、弁証法の考え方は、少し私に柔軟性を与えてくれています。