塾向けの説明会が一通り終わりました。
私立高校は急激な生徒数減少の中で、いかに生き残るかを模索しています。その取り組みは三者三様です。ただ、大阪府のように、公立・私立の授業料が無料化になれば、公立高校との競争によって、その努力が活かされるはずです。(私は公立と私立が同じ土俵に立つことで、大きな変化が生まれると思っています。)
今までのように。、ただ進学のため、大学受験のために、苦痛や忍耐を強いるというだけでは、おそらかく受験生にそっぽを向かれるはずです。あらたな、高校側は教育アプローチをおこなう必要があるでしょう。今の多くの中学生は、進学もありますが、楽しく充実した高校生活を望んでいます。そのニーズに合った高校が生き残っていくはずです。どうしても、難関大学をいう生徒はわずかです、難関大学を目指すなら、それをうまく引き出す、あこがれを抱かせることが必要なのです。人の心を動かす仕掛けが必要なのです。
昔の上から目線のアプローチでは上手くいきません。子供たちの自己肯定感を失わせるような指導は絶対にあってはなりません。
子供たちが卒業時にこの学校に通ってよかった、もし子供ができたら、子供も自分が出た学校に入学させたい。このような気持ちをもってもらえるような学校になることが必要なのでしょう。
昨年、ある卒塾生が塾に来て、「先生、私が入った高校には絶対に行かせてはいけませんよ。塾生に言ってください。」と言いました。また、ある生徒は「3年間、上下関係など非常に厳しかったけれど、自分自身成長したと思います。とてもよかった。」 いつも塾生を送り出すとき、後者であってほしいと願っています。