『生徒を叱ることの意味』

うなぎが200円!食べ放題には大トロ!イベントやタイムセールは何がどこまでお得なのかのぞき見! 学習指導

学習塾の経営コンサルタントの中土井鉄信氏の週刊メルマガの内容です。私の指導方針や考え方と同じです。ご一読ください。

★『生徒を叱ることの意味!』
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◇学習塾は、客商売の上に、指導業が乗っている仕事です。
つまり、サービス業の上に指導業が乗っている、教育サービス業なのです。
ですから、前提としては、サービスを提供することが当然の仕事になりますが、
このサービスを大人ではなく、子どもに提供することがメインになるのです。
ここに、指導業が乗る一つの原因があります。

◇大人にサービスを提供するのに指導は必要ありませんが、
それは、既に大人は、子ども時代に指導を受け、
ある程度の公共性を有していることを前提にしてサービスを提供するからです。
しかし、子どもには指導が必要になるのです。
まさに、指導を受ける途中にいるからです。つまり、公共性を獲得させるために。
そして、その枠組みを前提にサービスが提供されるからです。

◇学習塾は、子どもに教科的な知識を教えることを通して、公共性を教えているのです。
人の話を行く時は、どういう態度でいるのか。
人の指示を聞いて実行するとはどういうことなのか。
他人に迷惑をかけないということは、どういうことなのか。
準備をする意味は何なのか。自分が理解できないことを他人に聞くにはどうすれば良いのか。
何かを学ぶためには、どうすれば良いのか、等々。
色々な生きる力を実は教科を学習していくプロセスで学ぶのです。

◇ですから、生徒が公共性に反することをすれば、当然叱ることです。
生徒のために、叱るのです。
そして、叱ったことを周りの生徒にも知らしめることです。
周りの生徒も、それを見て、叱られた意味を知るからです。
そして、他山の石にするからです。

◇生徒と巡り合った奇蹟を私たちは、大切にしたいものです。
生徒は、大人になっていく存在です。
今の生徒が何十年後かに、立派な大人になっているように、今を大切にして、しっかり叱るのです。
こんなことを大人になってしていては、こいつのためにならない!と思って、しっかり叱ることです。
これが、指導業のミッションです。そして、今嫌われても、いつかは、
「あの時、あの先生が叱ってくれたから、今の自分があるんだな」と思い出してくれることを信じて、今を叱るのです。

◇秩序ある教室を私たちは、求めましょう。
生徒に迎合することも、保護者に迎合することもありません。
教育方針に沿って、しっかり教室運営をしていけばよいのです。
しかし、その教育方針が独りよがりではいけません!
こちらはこちらで、教育方針を鍛えましょう。
ということは、生徒を指導する人間は、日々の精進が必要だということです。