昨日、ある編集コンサルタントの方から、「以前は進学校だった高校でも学力が明らかに下がっている」との話を聞きました。その日、学習塾の経営コンサルタント協会が配信するウェブ雑誌を見ると、2020年の学習指導要領の改訂で、学力格差が大きくなり、次第にそれが大きくなっているというのです。
私自身、学力の低下を非常に感じています。漢字の書き順を知らない、単語を覚えない・覚えられない、計算ができない、都道府県を言えない、書けない。
以前は当たり前であったことができなくなっているのです。常識を知らない子が増えているのです。
私は何度も主張していますが、読み書き、計算の基礎学力を徹底することが、基礎基本の反復こそが大切なのです。本を読むにしても、調べるにしても、自分の意見を相手に伝えるにしても、知識が無くてはどうすることもできないのです。
このままでは、基礎学力のない、常識を欠如した若者が増えていきます。つまり、政治家がいかに高尚なことや、理想を述べても、理解のできない国民が増加するのです。
日本の経済停滞は、もしかしたら、このような教育がおこなわれたからかもしれません。
選挙権が18歳から与えられたにも関わらず、高校で政治活動は禁止です。アメリカやヨーロッパから見ると笑い者です。
内容が濃すぎる学習指導要領をゆとりのあるものにし、、反復練習で徹底した基礎学力の養成を徹底する。これこそが大切ではないでしょうか?