青山学院大 陸上競技部 原晋監督の言葉

代表の独り言

原監督の著書で、ある失敗談が書かれていました。

非常に優秀な選手だったが、「練習はサボる、寮のルールは守らない、他の選手にも悪い影響を与える。その選手は監督の自分から入部をお願いし、入ってもらったが、最後はやめてもらった。」

私はこの言葉がとても心に響きました。いくら優秀でも、ルールを守らない、規則を破るものは、他の者に悪い影響を与えるのです。この本を読んでから、入塾の勧誘に関しては、方針を変えました。

自分からは勧誘しない。やる気があるかどうかを見る。自分の意思で入塾させる。成績が良くても、ルールを守れないのであれば、入塾は断る。

ある飲食チェーンの経営者の方もおっしゃっていました。その経営者の方は、人生で1回だけ、社員を辞めさせたことがある。それも原監督と同じような考えからでした。

少子化の時代、塾の経営は大変です。しかし、良い環境、良い雰囲気を維持できている塾は生き残ると思っています。

北九州の大手だった塾は、塾長は、生徒の人数のみを会議で取り上げ、質の向上を全く言及しなかったそうです。塾の質向上あってこその学習塾です。本末転倒な経営は、衰退への道まっしぐらです。その塾はある塾に吸収合併され、名前もありません。