一学期の通信簿が配布され、子どもたちは一喜一憂です。中にはテストの成績が良かったのに、なぜか通信簿の成績が思ったより悪いというお子さんもいらっしゃるのではないかと思います。
学校の先生も評価には相当気を使うはずです。高校受験のもとになる評価ですし、また、評価が悪いと保護者からつっこまれるからです。
ただ、思ったより悪かったお子さんは、学校での学習姿勢が先生の期待するものと違うこと。やっかいなのは、お子さんが悪いと思っていないこと。昔、授業中に後ろを向く生徒がいて、厳しく注意したのですが、それでもやめず、考査の成績は悪くないのですが、通信簿の内申点は、私の予想した通り伸びませんでした。
先生方は、成績以上に、生徒の生活態度を重く見ています。私もそのことがわかっているので、口を酸っぱくして態度の重要さを言います。しかし、彼らは実際にテストの結果に比例しない成績表を見て、ショックを受けないと理解できないのです。
今回入塾した生徒からある話しを聞きました。以前在塾した生徒からこの塾は厳しいと言われたそうです。しかし、その厳しく接した背景は学校での授業中の態度がまずく、これでは当然学力向上など望めないからでした。そのことを保護者にも伝えましたが、その意味大切さをおわかりいただけなかったようです。保護者としては自分の子供がそういう状態であることを信じたくなかったのでしょうが、学力の低さには、先生を言うことを聞けない、姿勢をとらないという根本的な原因があるのです。ヤマゼミではそんな態度をとったら、厳しく指導します。男女関係なくです。
私の指導、考え方に共感して、厳しくとも、この塾の指導に信頼をおいていただいている保護者のお子様はほぼ確実に成績が伸びています。成績がすべてではありませんが、塾というサービス業は成績を上げることが一義的です。そのために、学校以上に厳しく態度指導を行うのです。
通信簿の評価はその姿勢の評価なのです。