今年度は教科書の改定の年です。新年度の英語の教科書が配布されてびっくり、あれほど、英語嫌いの生徒が増えたにもかかわらず、最初から難しくなっている。これはどういうこどだ!
これでは、本当に英語が嫌いな生徒が増すに違いありません。
英語はコアとなる単語を決め、それを何度も反復練習し、使えるようにならないといけないのです。最初から、一回しか出てこない単語を羅列して、身につくわけがありません。高校ならともかく、義務教育ですよ。
こんなこと言ったら怒られそうですが、本当に基礎学力をおろそかにしているのが、現在の教育過程。基礎学力の基本は、読み書き計算。その力がついたうえで、英語などの周辺の科目があるのです。
少子化の大きな原因は、隠れ教育費の増加があるとのことですが、これじゃあ塾がなくならないはずです。そして、高校に行っても塾に行くはずです。
国を豊かにしたいなら、多くの国民が基礎学力をつける。カリキュラムを厳選する。そのあとに、派生させる。中学に入ると、途端に勉強をしなくなります。それは、面白くないから、そして、わからないから。
国を豊かにしたいなら、教育に余裕をもたせ、反復基礎の充実を図るべきではないでしょうか?