私が、紛争や戦争の報道を見て、常に気を付けていることは、世界には、生きる環境や文化、歴史、政治体制によって、さまざまな価値観や見方があるということ。
今回のハマスの攻撃、ウクライナ戦争もなるべくさまざまなな報道番組を見て、比較しているが、一方的な価値観で解説し、攻撃をする評論家や国会議員の意見は極力無視している。感情論や目の前にある事実のみに目を奪われ、その背景を理解しよう、探求しようとしないことは危険だ。
物事の底流にある事実を理解し、物事を俯瞰的に見なければ、事の本質をつかむことはできない。子供たちに授業をするときに、とても気を付けなくてはいけないことだ。
相手の価値観や歴史を学び、それらに基づく思想を知り、その立場を踏まえ、自分の立場や考えも主張する。憎悪は憎悪を生み、それは歴史に刻まれ、そして、その歴史は人々の血肉となる。そのことを、しっかり心に留めておかなくてはならない。
子供たちには多面的な視点を持つよう、一方的な主張や意見には気をつけるように教えなければ。