かかりつけの先生のブログを見ると、製薬会社や医師会、大学などの研修会があり、勉強する機会がたくさんあるなと羨ましく思うことがあります。個人塾の弱点は自分の自己研鑽の場が少ないこと、できるだけ、参加しようと思うのですが、費用や時間の兼ね合い(東京・大阪が中心)もあって、WEB研修会が中心になります。コロナ禍前は福岡で教材会社主催の研修会はあったのですが、いまは随分少なくなりました。
私の教え子で、以前塾を手伝ってくれていた女性がいました。非常に優秀で、教え方が上手く、後半は中3生も担当させました。その女性に私は常々こう言っていました。
「塾の先生をこのまま続けるのもいいけれど、一度やめて、飲食関係の仕事に就いたほうがいい。飲食で接客やマナーを学べば、のちに塾講師として仕事をするときに役立つから。」
塾の業界にずっといると勘違いをします。先生と呼ばれ続けると勘違いをするのです。(私自信その弊害を感じますし、私の言動にも少なからず出ているのでしょう。気をつけてはいるのですが、なかなか治りません。)だから、一度塾を離れ、接客などを学んだほうがよいと思ったのです。しっかり、授業準備をしっかりし、授業もうまい講師です。そして飲食で接客を学べば、そのスキルはいろんなところで発揮できるでしょう。塾での研修は限りがあります、一度躓いた彼女はこの塾で再起を果たしました。そして、彼女にとってさらなる経験(研修)を積んでほしいと思い、送り出したのです。