約30年ぶりに放送局時代の同僚と飲んだとき の話。
放送局に勤務していた当時、大変お世話になった一期上の先輩がいた。
とにかく、優しくて、仕事熱心な方だった。
その先輩が、早期退職し、ホームレス支援の団体へ転職なさったとのこと。
思うところがあったのだろう。
私は、当時の上司から現在の年収について聞かれた。当然、そのまま会社にいれば、相当な給料をもらえていたに違いない。
けれど、である。
私はこう答えた。
「幸せを100とみて、今の仕事は49の辛さがあるけれど、51の喜びがある。その差は2つだけど、その2つが大切。今の自分は幸せです。」これは本音である。
今の自分は、あるべきところにいるのだと思う。
何が幸せかは、人それぞれ。
先輩も残りの人生とどう生きるかと考えた末、転職を決断したのだろう。
今日は、中1の授業。ワイワイがやがや、おしゃべりしながら、子供は言いたい放題。でも、楽しい授業だ。
これほどの幸せがあるだろうか?
今の私には、高価な車に乗るより、高級な料理を食べるより、多くの人から賞賛を浴びることより
今、目の前にいる子供たちとの楽しい時間のほうがかけがえのないものだ。