先日、特色化入試の合格発表がありました。人気のある高校(内容は伴っていない)は合格予定数を大きく上回り、不合格となった高校がありました。中には北九州市立高校普通科のように、約半分不合格になった高校もあります。自己推薦で出願できる特色化入試は、確かに受験生にとっては渡りに船です。何度も言いますが、長期的に見た場合、これがマイナスになると思っています。公立と私立の間の切磋琢磨によって、質を上げることが、競争社会の原理原則です。それをちゃぶ台返しをしたのです。また、今後2か月、3か月勉強から離れます。コロナ禍を思い出してください、その期間勉強をせず、どうなったでしょうか?
今、子供たちの多くが、「推薦、推薦」と言います。推薦で受かりたい。それは理解できます。ただ、中には大して努力もせず、頑張りもせず、推薦入試での合格を望むのです。
私は、「学力をつけることは、生きる力をつけることだ」と信じています。生きるためには、学力は必要です。今の状況は、どうしても正常とはいえないと思うです。