歴史を学ぶ

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現在、中学3年生の社会では、第二次世界大戦や太平洋戦争について教えています。

その中で、ユダヤ人がなぜ迫害されたのか、ヒトラーがどのように政権を掌握したのか、日本がなぜ太平洋戦争に進んだのかといった内容を、時間の許す限り話しています。

さらに、それらを踏まえて、現在の日本に存在する世間の空気感の怖さについても触れています。

この時期の歴史は非常に複雑で、教えるのが難しい部分ですが、私は単なる事実を伝えるのではなく、当時の国民の中にあった空気感を踏まえて授業を行うよう心がけています。戦争は一部の人間だけが引き起こすものではなく、当時の社会全体の雰囲気が大きく影響していると考えているからです。

その社会の雰囲気は単純で明快ですが、そこには深い洞察力や思考、的確な未来予測は存在しません。

社会講師としての腕の見せ所です。学校の先生に負けない授業を提供しなければなりません。

子どもたちには、世の中の風潮に流されず、本質を見抜く力を養い、平和な社会を守る力を身につけてもらいたいと願っています。