今の時代、言葉の暴力に対する世の中の目が厳しくなり、軽々しく厳しい言葉を言えなくなりました。それは当然のことだと思います。こ
ただ、暴言になるか、ならないかは、その生徒との信頼関係にあるが本質にあると思います。信頼関係が成り立っていれば暴言にはなりません。
塾生にちょっと落ち着きがない生徒がいますが、その子には相当厳しいことを言います。けれど、彼は私を優しい人間だと言っているようです(又聞きですが)。それは、厳しいことを言う以上に、褒めるべきところは褒める、ご褒美ももやるというように、メリハリをつけているからだと思います。信頼関係があるので、成績も入塾時から比べると急激に上がっています。(当然、厳しいことを言うべきではない子や気が小さい子には、その子に合ったアプローチをします。)
公教育や大手塾では、私のようなアプローチは難しいでしょう。多くの子供がいれば、発言のとらえ方は個々人違いますから、言葉を選ばなくてはなりません。個人塾のよいところは、ある程度ハンドリングが自由なところです。公教育や大手塾ではできないことをできることです。
さきほど紹介した塾生は、いままでいくつかの塾を渡りあるき、当塾へ行き着きました。多少厳しさと優しさを併せ持ったアプローチをしなければ、厳しい状況に陥っていたでしょう。
普通のアプローチで成績など伸ばすことはできません。教える側に強烈な個性がないとなかなか上手くいかないというのも事実です。社会人としての常識をわきまえながらも、指導は個性を発揮する。個人塾を経営する私の考え方です。