塾の前で、卒塾生のM君と会いました。彼はもう大学3年生。大学に入学したとき、お世話になりました。と挨拶に来てくれた好青年です。お姉さんはバレーのダンサーとして東京で修行中とのこと。黒く焼けた顔を見ると、毎日走っていることがわかります。
数学が苦手で、4月に入学してから毎週日曜日に補講をやっていました。推薦入試でも口下手で、自分の言いたいことを言えず、結果は不合格。しかし、あきらめることはありません、彼は絶対一般入試で合格すると信じていました。根拠なきものではありません。データや日頃のテストを見て大丈夫だと確信していたのです。
そして、見事合格。
3年後、大学合格の報告のとき、彼に「なぜ、君はその大学を選んだのか」と尋ねました。かれはこう答えました。
「弱い人を助けたいからです。」
彼はリハビリの専門家になるため、頑張っています。