昨日は、「ケーキを切れない非行少年たち」で有名な宮口幸治先生の研修会。
私がここ数年課題となっている、低学力層への対応について、ヒントが欲しくて受講。講師の宮口氏は、少年院に努めていたとき、非行少年は認知機能が低いことに気づき、研究を始める。
研修を受けながら、ある事件を思い出した。
以前、別な研修で、犯罪を犯した子供の描いた絵を見た医師が、すぐに対応するように児童相談所に通報したにもかかわらず、その子は同級生を殺害した。
正直、学習塾は進学実績を競うものなのだが、これからの時代は、低学力層をいかに伸ばしていく塾も必要とされるだろう。
しかし、そこには採算性や事業としての継続性などさまざまな問題が横たわっている。
低学力層の成績向上は非常に高度な力を必要とする。今、ヤマゼミは入塾制限を設けています。私の本音はそんな制限は設けたくありません。しかし、自分の中で、まだ、低学力層を伸ばす戦略が完璧ではないのです。
今回の研修で、多くのことを学んだ。いつか、どんな子でも受け入れられるきっかけになるように。