成績下位の子の成績を上げるのは難しいものです。勉強以前に、生活面や学習に対する姿勢など学力以前の問題を抱える子が多いからです。また、下位の子は学校での授業態度を確認すると、学校での態度がよろしくない。なのに、保護者は、塾なら何とかなると思っているのです。
昨年、学年160位台の生徒がいました。それも2名です。ただ、その子たちは、真面目でした。姿勢が良かったのです。私の言ったことはしっかりやってくれました。
1人は、内申点がグーと上がり、推薦で合格しました。もう一人は公立入試は残念な結果になりましたが、成績は二桁に入りました。70位アップです。
姿勢や覚悟ができている子はなんとかなります。だから、私は、体験授業や面接で、当塾に入るように勧誘はしませんし、中途半端な気持ちで来る生徒は入れません。また、入ったとしても、姿勢ができてないと厳しく指導されます。
塾は努力をする子が輪の中心でなくてはいけないのです。現在は、入塾制限をせざるえなくなっていますが、本当は学力に関係なく、努力をする子、落ち着いて勉強する子が中心になるべきなのです。その中心の波動が周辺に良い影響を及ぼすのです。
姿勢や覚悟があるどうか、それこそが成績アップの秘訣です。その覚悟なくして成績が上がるはずはありません。