私の20年来の友人、そして、この塾を開くときに後押しをしてくれた方が亡くなりました。
毎年3月、仕事のご報告を兼ねて、会いに行っていました。
いつも「先生」といって、笑顔で迎えてくれ、仕事の話や昔話を数時間話します。
飲みに行っても、絶対にお金は出させませんでした。代金を払おうとすると、すでに払っていたのです。
天下国家について、政治について、芸術について、青年海外協力隊のころのこと、会社を経営していたころのこと、友人となって約20年の間、いろんな話をしました。ずーとお世話になってばかりでした。
私が開塾するときも、背中を押してくれました。
今年の3月も同じでした。その時、趣味だったサーフボードを処分していたことに気づきました。そして、「俺はいつ死んでもいい。」と話していたのを思い出します。
私の数少ない友人であり、恩人です。私の人生の中で、最も尊敬する人です。生き方、そして、人格、ちょっと垣間見せる弱さが人間味あふれ、かっこよかった。
本当にお世話になりました。安らかに眠ってください。
いつか、向こうで酒を酌み交わしましょう。