帰り道寄るコンビニ。今日はとても華やかで、新装開店のような雰囲気。店員さんもいつもとは違う方。代金を払うと、レジの店員さんが、「本日からオーナーが変わりまして、新装開店セールをやっています。」「なぜ、やめられたんですか。」「体調を崩されたようです。」
深夜の店舗は、店長やオーナーさんが出勤している場合が多い。引っ越して以来、ずっと利用していたが、先日お会いしたときは、やめるっていうような感傷的な感じを受けなかった。私が鈍感なだけか?
私は人見知りで、見知らぬ人と話すのが苦手だ。仕事中はスイッチが入り、平気なのだが、プライベートになると全く会話ができなくなる。それもあってか、そのコンビニ自体は毎日利用するのだが、店員さん(店長さん?)と会話をすることはなかった。けれど、ここ2・3ヶ月だが、ちょっと話しをするようになり、笑顔を互いに見せるようなっていたのだ。
そうか昨日が最後だったのだ。おつかれさまの一言でも言えたらよかったのだが。
私が共同で立ち上げた塾を辞めるとき、生徒たちには何も言わずに辞めざると得なかった。それから勤めた塾を辞めるときはずーと子供たちには辞めることを言わずに辞めた。(私は強面で、生徒に人気があるわけでもないし、また、生徒を引き抜いて新しい塾を立ち上げるといった野心もなかったのだが、何も言わずに辞めることで、トラブルを防ぎたい気持ちが強かった。)
でも、正直「お世話になりました」と子どもたちから言われたいという気持ちはあった。厳しく人気があったわけでもないが、一人でもいいからねぎらいの言葉がほしかったのも本音である。
コンビニの店長さんも、ホントは言われたかったかもしれない。「おつかれさまでした。」と。