少子化の影響

代表の独り言

中国の一人っ子政策の影響で、家庭で子供を過剰に大切に扱うようになり、わがままな子供が増えたという報道を聞いたことがありました。そのような子を「小皇帝」というのだそうです。

今年の北九州地区の私立高校の説明会に参加しましたが、高校の無償化と北九州地区の加速する少子化という、追い風と向かい風の両方を受け、大きな改革を行おうとしているのが良くわかります。

塾も同じで、一人でも多くの塾生を入れようと、あの手この手を使って集客を行っています。

当塾を辞めて、他塾に移った生徒が、その塾ではもっと悪くなり、授業中に寝ているとのこと。私の塾では、当然厳しく指導されますので、そんなことはなかったのですが、他塾はもっとひどくなり、先生も何も言わないそうです。

私は、少子化が進み、一人ひとりの子供に商業的価値が増し、子どもたちの自分の思うがままにやることが許される環境が生まれるのではと危惧しています。

そのような考えは、古いのでしょう。私はある塾で、生徒はお客さまだと教えられましたから。

しかしながら、私はその考えに違和感を感じたのです。

少子化だろうとなかろうと、教育のあるべき姿があるはずです。塾はそれを忘れてはいけません。

この塾では「小皇帝」的な子はいてはいけないのです。