定期考査学習会は、ほぼ全員の生徒が塾に一同に会して試験学習をします。授業は絶対参加ですが、それ以外は子供に任せています。でも、参加します。一部の生徒はZOOMを使って家庭で行うのですが、多くの生徒が塾に来て勉強をします。(何度も言いますが、家でやってもいいのですよ!)
で、気づいたことですが、一応ヤマゼミの定員は1学年12名程度ですが、そうすると中学生36名が最大人数となります。しかし、全員が考査学習会で塾で勉強するとなると、席が足りないのです。ZOOMとかを利用させれば問題は解決するのですが、子供たちの気持ちが優先です。ですから、実際の残席は少なくなります。
コロナ禍の前を思い出せば、確かにみんな塾にやってきて、席が足りなくて、私の席も使ってました。でも、それも活気があってよかったものです。
ヤマゼミは、塾というものが始まった頃の、昔ながらの塾です。
もし、機会があったら 小説「みかづき」(森絵都)を読んでみてください。NHKでドラマとしても制作されました。
塾草創期の、心のある、本当に個性あふれる講師が活躍した時代です。塾の一経営者とその夫の姿を描いています。小説のモデルは千葉の大手学習塾とのことですが、小説は面白く、また、懐かしく感じ。そして、NHKのドラマの方は、塾草創期から現在に至るまでの変遷とその中で生きる人々の葛藤がしっかり描かれています。進学塾として拡大路線をとる女性経営者と、できない子をできるようにする教育者としての面が強い夫の間の考え方の違い、子供たちと両親(とくに女性経営者との確執)、業界関係者であれば、そうだよなと思う場面が満載です。では、ヤマゼミはどうなのか・・・・
ヤマゼミは心の通いあう、アナログさを大切にします。しかし、ハードは最新のものを取り入れながら。
ヤマゼミらしさは、人を人として接すること、数字のための駒には絶対しません。