大手塾では、講習会の講習生の募集が始まりました。
大手塾は校舎ごとにノルマがありますから、生徒を集めることが必要不可欠です。校舎前のチラシ配布、電話がけ、など私も短期間やったことがありますが、大変です。おそらく、塾の講師になったのは、子供たちと楽しい授業という時間を過ごし、成績を上げ、志望校に合格させるという喜びを味わいたかったからだと思います。
保護者への電話がけ、また、チラシの校門配布後、捨てられたチラシを回収するときのみじめさ、その時間、こんなことをやるために、塾に就職したんじゃないという思いにかられると思います。しかし、受講数を集めるためには仕方がないことでもあります。個人塾とは違い、経費も膨大ですし、組織を維持・発展させるためには必要なことです。
ただ、どうしても嫌悪感を抱くのは、友人紹介で紹介した生徒に クオカードなどの金品を渡すという行為です。「友人を紹介したら●●円のカードもらえるから、来て」というのです。保護者が聞いたら、どう思うでしょう?
ヤマゼミでも友人紹介でカードを渡すときがありますが、金銭などを渡すことはしません。ヤマゼミでは、勉強で頑張った生徒に、図書カードを渡すことはします。(図書カードがみそです。図書カードを使って本を読んでほしいのです。活字に接してほしいのです。頑張ったご褒美で、自分の好きな本を読んでほしいのです。)
子供を営業活動に使うのはどうしてもできないのです。