理科の授業で、等速直線運動について話しました。そこで、カーリングの話をしたのですが、ある生徒はわからない。とのこと。
動画を見せて、ああーとなったのですが、学校での学力とは、教科書に載っている事項をどれだけ理解しているかどうか、という上でのことです。
ところが、子どもたちはテレビを見ません。動画などで、自分の好きな世界のことのみは詳しいのですが、一般的な常識と言われるものは知らない場合があるのです。(じゃ、常識とは何だ。という話にもなりますが)
社会や理科、国語の授業で困るのが、この共通言語の問題です。体験や知識がないために、話す内容がピンとこない。そこをどう補ってゆくのか、私の場合は昔話や自分の体験を踏まえて、身近な話題に置き換えて話すことが多いです。喜怒哀楽を含んだ体験を話すと共感してもらえることが多いと感じます。
ただ、この共通言語の問題は深刻です。