この塾を始めた当初は個別指導を行っていました。少人数の個別指導です。講習会になると、集団授業をし、現在と逆の形をとっていたのです。
しかし、しばらくして私は個別指導に限界を感じました。理由は、低価格で個別指導を提供するには無理があるということ。1対1であれば、非常に高額になり、今の価格では不可能です。かといって、1対4であればちょっと多すぎます。また、個別だと生徒たちが切磋琢磨する雰囲気を生み出しにくいという問題がありました。成績も思うように伸びません。私のモチベーションも低めでした。そこで、中学生は集団授業ですが、少人数で、ホワイトボードを使い、個別の要素を入れて授業を行うようになったのです。一方で、講習会は部活やイベントで時間が合わないこと多いこと考慮し、授業の時間に幅をもたせ、自転車や徒歩で通塾できるようにし、授業はプリントシステムを使い、個々の力に合った問題を、大量に演習することで、通常授業で足りなかった部分を補うことにしたのです。これが自分なりに出した答えでした。実際、成績は上がっています。現在ヤマゼミの塾生の成績は20番〜60番台の生徒が中心。3桁だった生徒は2桁に上がり、3桁だった生徒は減っています。
ただ、時代は大きく変化しています。今後はどうするべきか、このまま少人数の集団を続けるべきか悩み続ける毎日です。