保護者が通わせたい塾とは!〜保護者からのお問い合わせで感じたこと〜

学習指導

先日、入塾をご検討されている保護者の方からご相談を賜りました。当塾の入塾条件には合致しないものの、お子様に適した他の学習塾がないかという切実な内容でした。

お話を伺う中で、その保護者様は複数の塾に問い合わせをされたとのことでしたが、いずれの塾にも「学校でのいじめの加害者」「授業態度に問題のある生徒」が在籍しているため、入塾が難しいと感じていらっしゃるとのことでした。他塾の現状に驚きを覚えるとともに、当塾が大切にしている教育環境の価値を再認識する機会となりました。

当塾「ヤマゼミ」に通う生徒たちの学力は多岐にわたります。しかし、共通しているのは、皆が真剣に授業に臨み、塾内の雰囲気が非常に良好であるという点です。授業中に肘をつく生徒は一人もおらず(当塾では肘付きを禁止しております)、塾の空気は常に澄んでいます。

これは、当塾が厳格な入塾条件を設けていることに起因すると考えます。結果として、生徒たちは皆、豊かな個性を持っている一方で、授業の妨げとなるような行動をする生徒はいません。学校では何らかの問題を抱えているとされる生徒であっても、当塾では真面目に学習に取り組んでくれています。(ただし、真面目に学習に取り組まない生徒には退塾していただく方針です。)

この経験を通じて、これまで私が実践してきた教育方針が間違っていなかったと確信いたしました。真面目に努力する生徒が不利益を被ることなく、彼らにとって最適な学習環境を提供すること。これこそが、当塾の使命であると改めて認識したのです。

公教育が「平等」を建前とする一方で、私塾は必ずしもそうである必要はありません。私は、真剣に学習に取り組む生徒にとって最高の環境を整備したいと強く願っています。ひいては、真面目に学習に取り組まない生徒にとっては、当塾が敬遠される存在であってこそ、その目的が達成されると考えています。

保護者の皆様が心からお子様を通わせたいと願う塾とは、まさにこのような環境を備えた場所ではないでしょうか。