今の経済状況を授業で話す。

学習指導

今、トランプ関税によって、世界経済が混乱しています。

関税を使った保護主義は、第二次世界大戦の原因の一つです。当時のイギリスやフランスが、世界恐慌のために貿易の保護主義政策をとり、その影響を受けたドイツではハイパーインフレで、深刻な不況に陥ります。その国民の不満を受けて、ヒトラーが合法的に政権を握るのです。

現在の世界秩序は、当時の反省に基づいて成り立っています。

東大のある教授は、「既存の秩序を壊す、相手の秩序を壊し、自国の秩序を受け入れさせようとするとき、戦争が起こる。」と著書に書いています。

現代社会は、過去つまり歴史とつながっています。その流れを今後の授業で話をしてゆこうと思います。

中3社会は今後二度の大戦に入ります。今を生きる子どもたちが、過去と現在の関わりを学び、そして、未来をどう生きるべきか、考えさせる授業にしたいと思います。