リベラルアーツ

代表の独り言

私が購読している 学習塾経営コンサルタントのメルマガから ・・・・

10月の最終週の「日経ビジネス」の特集が、「リベラル・アーツ」でした。
私が30代の初めから同僚や部下、そして、教育コンサルタントになった40代から今まで言い続けていることが、
やっとビジネスの世界でも言われ始めているという特集でした。
直接仕事に関係しない学問や哲学を学び続けて、知の統合を図って、
問題解決を出来るようにするために、様々な読書を奨励し、人間学的な研修をする企業が出てきたという特集でした。

私は、さまざまはジャンルの本を読みますが、ある時期「日本の地震のメカニズム」関して興味があり、そのテーマに関する本を読んでいました。

ある時、その本を読んでいたとき、友人が通りかかって「それ役に立つの? 仕事と関係があるの?」と言われたのです。直接仕事に関係はないので、返事に窮したのです。

仕事に関すること、教科や入試問題研究、教育に関する本を読み、修練するのは当たり前です。しかし、人間としての幅を広げるためには、直接関係のないと思われることでも学ぶ必要があると思っています。

昨年亡くなった友人は、世界情勢や仕事、人生のことなどさまざまなことに興味関心があり、会うといろんなことを話してくれました。彼の枕元には、英語とフランス語の辞書があったそうです。本当に素晴らしい人物でした。

社会的地位はどうだろうと、人間的な幅のある人物は、そのための努力をやっているのです。お前はどうか?私は修行が足りないと自覚はしています。だからこそ、亡くなった友人のように、人間としての幅の広い、奥行きの深い人間になりたいと思っています。