ストライキ (社会の授業で)

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今の子どもたちは、「ストライキ」といってもピンとこないようです。

私の若い頃、社会人になりたてのころまでは、公共交通機関や一般企業でもストライキがありました。バス会社、JR,航空会社、さらには先生もストライキをやっていたものです。私も大卒で入った会社(放送局)で、2年目の6月ストライキがあり、ボーナスの支給が8月に延びたのを覚えています。また、ちょうど福岡国際マラソン前だったので、スト決行かしないかで会議が紛糾したのを覚えています。結局はストはしなかったのですが、某大手新聞社の批判(その放送局の社長は今でも某新聞社の天下りです)を大きく書いた垂れ幕を、カメラに見えるようにしました。

ただ、今の世代は知りません。春闘や経営陣の批判に対して、ストライキという手段を取ることは、組合側としてリスクが高くなり、公共交通機関においては、利用者から批判を受けます。労働者の権利で、しっかり憲法上保障されているのですが、実際は行使されにくい状況になっています。

社会の授業では、私の経験や昔の話を多くします。しかし、今の子どもたちはイメージがつかめないようです。あるテレビのコメンテーターが、今の若者は「衣食住があり、スマホがあれば満たされるのだ」といいます。

かくいう私も、そのような世代に片足をつっこんでいる一人。

すべてを穏便にするのがよいのか、フランスのように、労働者は納得がいかなければ徹底的に闘うのがよいのか。(私は危機的な状況なれば、皆声を上げると思っていますが)