今日はなんでこんな話題を書くのと思われるかもしれません。
アメリカのFRB(米連邦準備制度理事会)は日本でいう中央銀行の役割です。アメリカの政策金利を決める役割で、この議長の発言は世界の経済に大きな影響を与えます。
その議長が追加の利上げについて言及したことで、景気の後退が懸念され、日本の株価が大きく値下がりしました。
子どもたちはおそらく、このような発言が自分たちの生活に関係があるのかと思うかもしれません。われわれが危機感を感じるのは、実際に目の前で何らかの変化を感じたときです。例えば、コロナ禍のマスク、消毒液、近頃は卵の高騰などもろもろの物価高騰でしょうか?
しかし、世界の経済は世界の至るところと蜘蛛の糸のように繋がっており、その一つが切れると何らかの影響があるということを忘れてはいけません。一人の発言や行動が実は多くの人に影響を与えている。決して、有名人だけのことではありません。
こんなことを授業で言うと、ポカンとする生徒がほとんどです。しかし、一人はその内容に耳を傾ける子がいます。私はそれでいいと思います。
世界の影響力ある人物ならば、発言や行動の影響力はいかばかりが想像に難くありません。その想像する力を育てるのも、教育の使命だと思います。小さな塾でもそれは変わりはありません。