ヤマゼミを開塾した年の10月、ある男子生徒が入塾しました。ある個別塾から転塾でした。
塾に通っていたにも関わらず、彼の成績は惨憺たるものでした。
公立なんて夢のまた夢でした。
しかし、彼はヤマゼミに入り変わりました。
自分で、わからない単語をすべてチェックし、それを暗記したのです。
さあ、高校受験です。かれは、志望校合格は厳しいと思っていたようです。
そして、合格発表。
電話口で泣いていました。「先生、受かりました。」
そして、3年後、塾へ顔を出しました。
彼によると、
高校生活の前半はやる気がなく、バイト三昧だったようです。
しかし、ある先生との出会いで、彼は大学進学のための受験勉強をし、進学後、農業科目の教師を目指すことになったのです。
受験勉強を通して、彼は自分の人生を切り開いたのです。
現在の推薦や特色化入試を全否定はしていません。しかし、今のやり方はひどい。
受験勉強を通し、自分で工夫し、努力し、そして、自分の人生を切り開くための一つのチャンスです。
そのチャンスを人間としての成長の機会を奪っているとしか思えないのです。