私は放送局に勤めていたころ、その局のスローガンを社員から募集することになり、私も2つほど考えて提出しました。
私の書いたものを先輩に見せると、鼻で笑われてバカにされました。
プロのコピーライターが選んだ作品はやや長文のものでしたが、私は「そんな長いスローガンを視聴者が受け入れるわけがない」と思っただけで、それ以上深く考えることはありませんでした。
数年後、テレビ東京のスローガンを見て驚きました。それは、私が局員時代に応募した作品と同じ内容だったのです。結局、選ぶ人のセンス次第だということなのでしょう。
本質的なことと流行やセンスは区別すべきだと感じました。大切なのは、世間の評価や批判に左右されず、自分を信じて正しいと思うことを続けることです。それが本当に本質的で正しいことであれば、必ず共感し支持してくれる人が現れるはずです。
流行に流されることなく、自分の思いや考えを常に磨き続けよと、子供たちに常日頃話しています。